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どこに向かってるかも分からずに追いかけ続けていたら高杉が不意に足を止めた。
「高杉さんっ。」
背中に向かって伸ばした手は高杉の手に捕まった。
「休む。」
やっぱり振り返りもせずその手を引いて一軒の店に入った。香港顯赫醫學植髮中心 NU/HART - 保證有效、安全、永久、自然、美觀
二階に案内され部屋に通されると高杉は胡座をかいて壁に背中を預けた。
「何するか分からんって言ったのについて来て……。」
傍にちんまりと正座する三津を一瞥した。
何の抵抗もなく茶屋にまでついて入って来て手を出す自信しかないわと溜息をついた。
「それでも高杉さんが心配やし……。
好きな人と一緒におられへん辛さはめっちゃ分かるし,それを高杉さんに感じさせてもたって思ったら放っておけへんくて……。」
それを聞いて高杉は頭を掻きむしってまた深い溜息をついた。余計に不機嫌にさせてしまったと思った三津は小さな声ですみませんと謝って肩をすぼめた。
高杉は力なく首を横に振った。
「三津さんは優し過ぎる。別に人の痛みまで背負う必要ないやろ。
じゃけん悩みが尽きんそっちゃ。抱え込んだモンはちゃんと吐き出せとんか?」
「えっと……はい……。多分……。」
三津の曖昧な返事にまた高杉から深い溜息が漏れた。
「それも分かっちょらんのは心配じゃ……。」
高杉はこっちへ来いと手招いた。
三津がにじり寄ると高杉は優しく頭を撫でた。
「桂さんはちゃんと吐き出させてくれてんのか?」
「え?でもこれは私の問題やから小五郎さんは関係ないし……。」
「三津さんは馬鹿やのぉ。
もし桂さんがそうやって何かに悩んじょったら三津さんはそれを放っておくんか?おかんやろ?どうにか軽くしてやりたいって思って何かするやろ?」
高杉の言う通りだ。そんな桂を放っておいたりしない。
「その様子やと桂さんは三津さんが悩んじょっても何もしてくれんのやな。そんな男のどこがいいそ?」
「違います!そんな事ないです!小五郎さんは私の相談に乗ってくれてましたし,様子が変って思ったら気にかけてくれて……。」
三津は声を荒げて否定した。
桂はいつだって優しい。この私を甘やかしてくれる。
「……三津さんが甘える事を拒んどるんやな。迷惑かけたくないからか?ん?」
高杉は三津の頭を撫でてそのまま肩を抱いて引き寄せた。
「前にも言ったぞ?誰にも迷惑かけずに生きるなんて無理やからな。それにせっかく歩み寄って来ちょる相手にわざわざ壁作らんでええやろ。」
「はい……すみません……。」
しゅんとした三津を高杉は笑った。
ようやく高杉の表情が和らいだ事に三津も安堵から頬を緩めた。
「すまんな,俺がカッとなって余計な事言うたけぇ追わせてしもた。
でもな俺が勝手に三津さん好いて玉砕して,ちょーっと落ち込んだだけやけ気に病まんでえぇから。
まぁ三津さんが優しいお陰で二人きりになれたわ。」
怪我の功名やとけらけら笑って三津を抱きしめた。
「おっ落ち着いたんやったら帰りましょ!また乃美さんに怒られますから!」
高杉の胸を押して離れようとするが,
「俺言うたぞ?何するか分からんって。」
切れ長の目が不敵に笑う。三津の体から一瞬で汗が噴き出した。
「いや!だから今はもう頭冷えましたよね?落ち着きましたよね?ね?」
「最初で最後じゃ。ちょっと食わせろ。」
背中に衝撃と畳に押さえつけられた手首。上から覗き込んで来る高杉から顔を背けてぎゅっと目をつむった。
「……冗談や。そんなんしたら三津さんは桂さん裏切った罪悪感から自害しそうじゃ。」
そんなに嫌がるなよと苦笑いで高杉は押さえつけてた手首を掴んで引っ張り起こした。
起き上がった三津は拒否するのが当たり前でしょと口を尖らせ,乱れた裾を直した。
「帰るかぁ……。」
「お説教されに帰りますかぁ……。」
高杉は怒り狂う乃美を想像し,三津は冷たい目で笑う桂を思い浮かべた。そして二人はぶるっと体を震わせた。
そしてとぼとぼ藩邸まで歩いた。
「……なぁ,やっぱ帰るの止めんか?帰るならこのまま二人で長州に。」